チーズ: Fromager d'Affinois Ail & Fines Herbes (フロマージュ・ダフィノワ・アイユ・エ・フィンゼ・ェフブ)
“Fromager d'Affinois Ail & Fines Herbes” (フロマージュ・ダフィノワ・アイユ・エ・フィンゼ・ェフブ;フランス語の発音都合 Fines-Herbes は繋がったりやや複雑なのでカタカナ転音は参考程度に)は、以前書いた “Fromager d'Affinois Blue” と同じフランスの “Fromagerie Guilloteau” 社の作る “Fromager d'Affinois” シリーズのチーズの1つです(参考1、参考2)。
ベースとなるチーズのは “Fromager d'Affinois Blue” と同様にブリーに似つつ限外濾過のダブルクリームの濃厚な原料を白黴で醸した “Fromager d'Affinois” シリーズに共通の作りに(参考2)、 “Ali"(=大蒜)と "Fines Herbes"(=微塵にしたハーブ)を内部に混ぜ込み、さらに表皮にも散らした外皮の見た目にも特徴的なチーズに仕上げたバリエーションが "Fromager d'Affinois Ali & Fines Herbes” です😃
大蒜とフランス風のハーブが濃厚なフロマージュダフィノワの白黴に醸されたミルクの風味に優しく包まれて漂う美味しいチーズです😋 そのままつまんでも軽いおつまみとして、日本酒や軽めの白ワインと頂いても、バゲットに乗せても美味しいです。
だそく:ハーブ(エルブ)
冒頭から “Herbes” を「ェフブ」と音写しましたが、カタカナ語としてのハーブのフランス語は一般には「エルブ」という事になっています。調味料、便利なミックスハーブとして「エルブ・ド・プロヴァンス」なら聞いたことがあるという方も日本でも多くなっていると思います。その「エルブ」(フランス語の日本語でのカタカナ表記)=「ハーブ」(英語の日本語でのカタカナ表記)です。
さて、「エルブ・ド・プロヴァンス」はフランスの南東部の「プロバンス地方のハーブ」です。プロヴァンス地方の有名な都市はマルセイユ、ニーム、カンヌなど(参考3、参考4)。今回の記事のチーズを製造する Fromagerie Guilloteau 社もフランスの南東部よりにありますが、プロヴァンス地方よりはやや北、イタリアの北部の都市ミラノと同じくらいの緯度、フランスの有名な都市ではリヨンよりやや南側にあります。
具体的な配合まではわかりませんが、 “Fromager d'Affinois Ail & Fines Herbes” に使われているハーブもおおよそエルブ・ド・プロヴァンスでも定番で配合されるタイム、バジル、サボリー、・・・あたりが使われているような気がします。