Espuna(えすぷーにゃ)の白黴サラミ LONGANIZA TRADICIONAL を食べてみたメモ
SPEC
末端情報
名称について
- "LONGANIZA TRADICIONAL"(ろんがにーざ・とらでぃしょなる) → 「伝統的なソーセージ」みたいな意味だと思います
- ※ Fuet とはパッケージのどこに表示していない
- 日本語表示の「名称」は「ソフトサラミソーセージ(ブロック)」
外観
- ぴっちりパックされている
- 赤と黒の紐
食べたメモ
- 肉のうまみが添加物でややマスクされた感じがする
- 柔らかいけど食べるとややぼそぼそ感
- 脂少なめに感じる
- 缶詰のカマンベールチーズで遭遇する事の多い感じの白黴感(表面のにおいはあんまり好ましくない)
感想
- 末端価格が300円とかなら考える事もあるかもしれないけれど…微妙
- 同じ末端価格帯ならELPOZOのFuetを買った方がよさそう
- 生食せず少し厚めに切って焼き料理に使った方が合いそう
よほどの事が無ければこれはリピ買いなしかなー。あくまでも個人の嗜好・感想です。あしからず。
スペイン産の白黴サラミ Fuet の ELPOZO の製品シリーズのメモ
ELPOZO の Fuet シリーズのメモ。
ELPOZO の Fuet 製品のシリーズ
- FUETEC (AIR DRIED FUET SALAMI)
- 日本では「フエ・テック」の読みで流通している事が多い
- FUET CASERO CON PAVO CALIDAD EXTRA (FUET CASERO CON PAVO)
- 日本で「フエ・カリダ・エクストラ」の読みで流通しているのはたぶんこれ
- FUET CASERO Pavo (AIR DRIED FUET SALAMI 150G)
- 日本で「フエ・カセーロ」の読みで流通しているのはたぶんこれ
- たぶん↑のエクストラと実質的には同じ(パッケージの表記的に)
現在の日本国内で流通している ELPOZO の Fuet はたぶんこの3種類です。(Fuet以外のサラミ類、乾燥製品類はもっとたくさんあります)
- テックは伝統製法がどうとからしい(ジュピターコーヒー実店舗で見たPOPによる)
- カリダ・エクストラは追加熟成(して固くしたやつ)的な感じではないかと思う(単語と食べてみた感想より推量)
- 但し、テックを追加熟成して固くしたわけではないと思う(末端価格や終端の作りの違いから)
- "CON CASERO Pavo" は「トルコの家庭風」的な意味かもしれませんがよくわかりません(直訳的な感じだとそうなるんだけど違う意図な気がする)
観察による違い
- 価格
- 日本国内で流通する末端価格ではテックがカリダ・エクストラよりも200円くらい高い
- 800円から1200円くらいで見かける(楽天には1400円+送料1100円とか高い小売もあったけど)
- 日本国内で流通する末端価格ではテックがカリダ・エクストラよりも200円くらい高い
- 風味
- テックは内包される脂肪球がカリダ・エクストラよりもやや大きい気がする
- カリダ・エクストラはテックよりも風味がやや鋭く尖ったように感じられる
- 表面の白黴の風味はどちらもほぼ変わらず、通常は本体の肉を食べる際には微かなエッセンス程度になる
- 固さ
- ケーシング
- テックもカリダ・エクストラも可食なケーシング(たぶん羊腸)に白黴が付いた状態(食べる前に皮を剥がしたり切り取ったりする必要なし)
- 紐と終端
- テックは真っ白な紐と金属製の終端
- カリダ・エクストラは白と茶の2色の紐とケーシングを縛ってあるだけの終端
- 食べ方
- テックもカリダ・エクストラも、できるだけ薄くスライスしてそのまま食べる(1mm厚未満、できれば0.2mm厚くらいがよいと思います)
- 薄くスライスしないと、塩辛さを強く感じやすい、たまに小さな硬い肉質の塊を噛んで不快、などの問題が生じやすくなります
- テックもカリダ・エクストラも、できるだけ薄くスライスしてそのまま食べる(1mm厚未満、できれば0.2mm厚くらいがよいと思います)
テックとカリダ・エクストラの選択
- やや柔らかめの質感が好き、やや脂肪が脂肪な感じが好き、まろやかな熟成感が好み → テック
- やや硬めの質感が好き、ややシャープな風味を味わいたい → カリダ・エクストラ
調達
- ELPOZO の Fuet は日仏貿易株式会社が日本国内への輸入を行っているっぽい
- 最近の日本国内で流通する製品では「現地版+シール日本語表示」から「パッケージの印刷レベルから日本語表示版」になった
- 一般的に個人客が ELPOZO の Fuet を購入しやすい小売店
付録
ELPOZO Fuet Caridad Extra の紐
Fuet (ふえ)
- スペインで作られる白黴サラミの一般名称。特定のメーカーや商品の事ではなく、生産者は複数
- Fuet 製造の地理的な中心地は Vic, Osona, Barcelona, Spain
- スペインで作られるサラミのうち製法によって一部が Fuet と分類・認識されている
- まっすぐ、指1.5本分の太さ、円筒形かそれを平らにしたような形状
- 表面は白黴で白い色に見える
- Fuet はそのまま切って軽食・サラダ的な感じで食べるのが一般的(焼いたりしない)
- Fuet 製品は通常数か月間程度は調理場の常温の適当な保存棚など(パントリー)で保存できる
- Fuet は発酵工程(柔らかさ/硬さ)や添加されたスパイス(風味)によりバリエーションがある
- Fuet に繋がるサラミの製法のもとは5000年前に開発されたらしい
- 生肉から室温で安定に発酵して作られるらしい
- 食塩に含まれる不純物が発酵を偶発的に促進して製法が得られたらしい
- Fuet の命名の由来は「鞭」
- Fuet の製法
- 生の豚肉を粉砕(ミンチ)
- 食塩(NaCl)を 2.2 から 3 wt% 添加する
- 望ましくない微生物の成長を阻害する
- 筋原線維蛋白質の可溶化と拡散を誘発(中略)全体にサラミらしい適度な固さと美味しさを作る
- 亜硝酸ナトリウム(または硝酸カリウムの還元による亜硝酸塩)、アスコルビン酸塩
- 抗菌剤として機能する
- 発色剤として機能する
- 抗酸化剤として機能する
- スパイス(胡椒、大蒜など)を添加する
- 風味を増強する
- 抗菌・抗酸化効果もある
- 低温(10から12℃)で発酵・乾燥して pH 5.3 から 6.2 の最終製品を得る
- 急激な酸性化を防ぐ
- 近代的な工場での生産では温度制御などしっかり管理された部屋を使う(古典的な生産者はてきとーに自然に任せているらしい)
- 微生物
ELPOZO (えるぽぞ)
- 日本国内に輸入されている Fuet をよく見かけるスペインの食肉加工製品の(たぶん大きな)製造業者の1つ
- 現地ではソーセージ、ハムなど主に豚肉加工製品を中心としてかなり多くの製品を扱っている(公式ウェブサイトによると)
- ドイツ、フランスほか世界各国向けに製品を輸出しているっぽい(公式ウェブサイトや製品の裏面の表示の多言語対応などから)
参考
- Fuet - Wikipedia, la enciclopedia libre
- https://www.elpozo.com/
- ELPOZO 公式。スペイン語のほかイギリス英語/ドイツ語/フランス語でも閲覧できる
- https://www.elpozo.com/en/categoria/dry-products/
- Fuet を含む乾燥製品のページ
- サラミ 生ハム・サラミ | 成城石井オンラインショップ(公式通販)
- 成城石井のオンラインショップの「サラミ 生ハム・サラミ」カテゴリー。ELPOZOのFuetも何かしらは並んでいる事が多い
- 美味しくて超格安!|スペインの白カビサラミFuet(フエ)の価格・食べ方・通販の紹介 | 草作のはなし
- スペインの白かびサラミ「フエ」 | A.diary ほっと一息おうちバル
- 日仏貿易株式会社
- 日仏貿易株式会社の公式。ただし、執筆現在Fuetの情報はたぶんない
Vic, Osona, Barcelona, Spain
「占然菜」(せんねんさい)
白ごはんのお供「占然菜」(せんねんさい)。たいへんうまい。
占冠(しむかっぷ)の占冠山村産業振興公社の行者にんにくのこうじ漬け製品。いわゆる「三升漬」の一種。
北海道が広く様々な土地からの移民が味を作ってきた歴史を持つように、「北海道の三升漬」のレシピは幅広い。私は何度か甜味を強くしすぎた製品にあたり、中には食が進まないものもあった。
占冠山村産業振興公社の「占然菜」は広義のこうじ漬け製品にありがちなそれらしい甜味もあるが、行者にんにくの風味が良く、東北舌が三升漬に期待するような辛味もしっかりとあり、白ごはんのお供としてたいへんわたしのお好み。
ちなみに、今日から米が「ゆめぴりか」になりました。近年はほとんど便利の良い「ななつぼし」で過ごしていますが、 "炊きたてを食べる白ごはん" としてはやはりゆめぴりかは最高ですな😋 うまい。
モートリュフ ROTHCHILD
試食して美味しかったのでふわっと買ってきたチーズ「モートリュフ ROTHCHILD」、フランス産。調達は大丸札幌のチーズ王国。
トリュフの線がチーズの中央に入っている。
これはあんまり状態が良くない気がするので、保存状態のもっと良いものを食べてみたいな。
このチーズについて、詳しい事はあとでお家で調べればいいかなーって思って買ったのだけど、「フランスのロスチャイルドさん(またはブランド名化している)の作ったトリュフ入りのブリー・ド・モー系(白黴系の一種)のチーズ」という名前でわかる以上の事は日本からの簡単なぐぐりでは分かりませんでした😂
風味はしっかりしているけれど嫌な臭さはほとんど無いチーズで、今回は蒸したキタアカリに乗せて食べました。
コンビニエンスストアーの納豆手巻きを食べ比べたメモ
製造工場やレシピの地域差、時期による違いなどあるのかも。
我が家で作る納豆巻きは酢が好きなので酢飯はしっかり酢の風味を強く、納豆は中粒をそのままで巻き込み納豆の風味も高め。コンビニエンスストアーの納豆巻きは酢飯、納豆ともに我が家で作る納豆巻きに比べるとやや物足りない印象。
沖縄特産販売のホットソース "ShimaKaRa SPICY HOT" が美味しい「ごーやー・しまから」を作った
ShimaKaRa SPICY HOT (シマカラ・スパイシー・ホット)
↑沖縄特産販売の "ShimaKaRa SPICY HOT"(シマカラ・スパイシー・ホット)。たまに立ち寄る「わした」の札幌店で見掛けて気になり入手しました。島唐辛子やアカハチなど激辛党でもしっかり辛ウマーと思える唐辛子製品の多い沖縄産のホットソース。シークヮーサー入りというところに興味を惹かれて購入。
辛さはそれほど強烈なレベルでは期待せずでしたが、たぶん世間一般的には十分に激辛級で、激辛党としても美味しい辛さをしっかりと感じられる良いホットソース。シークヮーサー入りについても期待通りの爽快感が得られる好いアイテムで、私のお気に入りのホットソース群の上位に仲間入りしました😃
このホットソースは泡盛などの酒類を使用していない辛味と酸味、そしてシークヮーサーの爽快感の強い風味が主体となっているので、料理への応用の幅も広く楽しめそうです。
ごーやー・しまから
さっそく、そしてせっかくの沖縄という事でごーやーを使った簡単なシマカラ・スパイシー・ホットのお楽しみ料理を製造。
↑「ごーやー・しまから」と命名。ごーやーを塩で浅漬けにした後、シマカラ・スパイシー・ホットをたっぷり和えたお手軽で爽快系なごーやーの浅漬け。材料はごーやー(せっかくなので沖縄産)、食塩(ごーやーの2%重量程度)、シマカラ・スパイシー・ホット(お好みでたくさん)のみ。塩漬けは24時間程度がおすすめです。
お手軽にごーやーのほんのり苦い美味しさ、浅漬けのしゃきしゃきとしつつ柔らかで食べやすい食感と塩加減、シマカラ・スパイシー・ホットの爽快な辛さとシークヮーサーの風味を美味しく楽しめます😃
参考
- 沖縄特産販売 http://okitoku.co.jp/
- 製造元のはず…ですが、この記事の執筆時点では「商品の紹介」にシマカラ・スパイシー・ホットは見つけられず😭
チーズ工房小栗のウォッシュタイプ「ウメ」と「カスガ」
チーズ工房小栗のウォッシュタイプのチーズ「ウメ」と「カスガ」。梅酒でウォッシュした「ウメ」。塩水でウォッシュした「カスガ」。
↓「ウメ」;賞味期限2018年3月7日、2018年1月20日の状態
↓「カスガ」;賞味期限2018年2月18日、2018年1月20日の状態
チーズ店では "匂いの強いチーズ" と紹介されているけれど、たくさんのチーズを食べて "くさいチーズのにおい" に慣れてしまっていると "かなり穏やか" な "チーズのよい香り" のウォッシュチーズです。 "皮" ごと美味しく食べられるウォッシュチーズ。「ウメ」、「カスガ」、ともに中の質感は "とろり" として柔らか。
「カスガ」は乳のまろやかな風味が素直に熟成された甘さと優しい塩加減のバランスが絶妙な美味しさ。「ウメ」はアルコールウォッシュ系のややすっきりとした感じに梅酒由来の風味が優しくも面白い仕上がり。どちらも美味しいウォッシュチーズです😋