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畠山製麺の「音威子府そば」

(※ご注意:この記事では少なくとも"畠山製麺の袋入りの音威子府そば"はどうもよろしくないという評価に至ります。ネガティブ評価記事を見たくない、音威子府そばの悲しい記事は読みたくないというかたは閲覧されない事をおすすめします。)

北海道、音威子府の駅そば「常盤軒」のそばとして有名な「音威子府そば」、現在は畠山製麺が生蕎麥を製麺し、元祖となった常盤軒でもそれを使っているそう(参考1、参考2)。

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札幌の「きたキッチン」でも袋入りタイプの生蕎麥を購入できるので、これをもりそばで、つゆは上野藪、薬味に白葱とカメヤのわさびで半分を、それからもう半分は越前風のなめこおろし蕎麦として頂きました。

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感想としては残念ながら小麦粉の匂いが殆どで、蕎麦殻由来の風味がまあまあ練り込まれてはいる、そんなようなものでした。純粋に蕎麦として評価してしまうとほとんど小麦粉の残念な三流品です。蕎麦殻まで巻き込んで黒くなっているわりに麺の滑らかさと弾力も強い。

蕎麦殻で特徴を出した変わり蕎麦とするために蕎麦である事を捨ててしまったのか、あるいは常盤軒から製造を事実上引き継いだ畠山製麺の袋麺が素人観光客向けにいいかげんな作りをしているのか。何れにせよ、蕎麦好きとしては期待を裏切られる蕎麦"殻"のフレーバーがする小麦麺のように感じられます。

パッケージの原材料の表示は「小麦粉、蕎麦粉、食塩、かんすい、プロピレングリコール」。さもあらん。

まだ、「常盤軒」で三代目が蕎麦を打っていた頃はさすがにこんないい加減な蕎麦ではなかったと思います。少なくとも畠山製麺の袋入りタイプのこれを食べた方、特に蕎麦好きは蕎麦殻の癖がどうとか以前の問題でリピートする事は無い残念なものに思えます。せめて現地でしか購入できないという紙巻きタイプはまともな作りの蕎麦であって欲しい、そう思います。

駅そばに"A級グルメ"を期待しては酷なところではありますが、"日本一美味しい駅そば"とまで言われたはずの音威子府そば、少なくとも畠山製麺の袋入りタイプに期待すると悲しい思い気持ちになるかもしれません。"B級グルメ"の"変わり種枠"だと思えばこれでもまあそんなものか、と言ったところでしょうが、それでいいのかな、畠山製麺、音威子府そば。そんなような残念な想いが強いです。

だそく

食の嗜好はひとそれぞれ、私はもしこの袋入りの畠山製麺の音威子府そばを美味しい蕎麦だと評価する方がいてもその方にとってはそのようにお感じになられたのでしょうと思うだけの事です。私にはこのように感じられ残念だったと、個人の食のブログに感想を記録しただけの事です。もちろん記事に客観的な誤りがあれば訂正しますが、食味、嗜好、それによる個人の感想や評価については意見の異なる方と議論する気はありませんし、感じ方の違う方があってもその方にとってはそう感じられたのでしょうと思うだけのことです。食の感じ方は人それぞれの事です。

参考

  1. [畠山製麺]音威子府そば製品一覧
  2. 宗谷本線人気の駅そば〈常盤軒〉生産北限の地でいただくまっ黒なそば!|「colocal コロカル」ローカルを学ぶ・暮らす・旅する