ごはん ときどき C++、わりとてぃーぶれいく☆

Wonder Rabbit Projectのなかのひとのブログ。主にたべもの。

チーズ:アッペンツェル エクストラ ブラックラベル

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アッペンツェル(Appenzell)はスイスの地方・町の名前。公式サイトのポートレイトが素敵(参考1、参考2)。そしてそこで作られるチーズの名前もアッペンツェル。チーズのほかにはレース、織物、カウベル飾りなども特産品なのだそう(参考2、参考3)。

口へ入れると深い旨味と華やかな味わいが忽ちに広がるとても美味しいウォッシュのセミハードチーズです。製造工程で行う白ワインとスパイスによるウォッシュにより、そうではない多くのセミハードチーズと比べると香りも味わいも一曲ある美味しさに仕上がっています。

ウォッシュと言ってもとろとろ系のウォッシュチーズでお馴染みの強烈な臭さのようなものは無くて、鼻を近づければほのかに酸味のある臭いもするかな、と言う程度のやんわりとした臭いです。口へチーズを入れてしまえば芳醇な旨味の広がりの前にまったく臭みは気になりません。

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中心よりにはところどころエメンタールに見られるようなチーズ気泡も小さいながら見られます。エクストラブラックラベルは熟成が進み旨味成分(アミノ酸)の結晶化したスポットも見られます。皮の付近ぎりぎり数ミリメートル程度のほかはしっとり感のあるなめらかな仕上がり、皮の部分だけがかっちりと硬い仕上がりです。皮に近い部分も硬いとは言え硬い部分は薄いので削ぎ落とさずに食べてしまってもさほど気になりません。

“エクストラブラックラベル"は熟成期間が長いエディションの追加的な名称で、アッペンツェルの場合、熟成期間によって4ヶ月程度のシルバーラベル、6ヶ月程度のゴールドラベル、それよりもさらに長く熟成させたブラックラベルの3つのエディションがあるようです(参考4、参考5)。

ブラックラベルはそのままカットして食べるのがお勧めです。料理に使うのは少し勿体無い気もしますが、アッペンツェルで蓋をして焼いたスパイシーな焼きカレーなど美味しそうな気はします・・・購入するとそのまま食べて無くなってしまうのですが、気が向いたら試してみようかと思います。

だそく

参考5を見ると現地価格が分かりますね・・・。少し高めに計算する事にして、 3.00 ₣/100g と考えると、 342 円/100g という事です。これが日本のチーズ専門店での末端価格となると 1334 円/155g 、つまり 861 円/100g で日本人はこのチーズを購入しているのが現状です。

チーズの関税は 22.4% .. 40% (参考6)。 3.00 ₣/100g ≃ 342 円/100g のチーズを日本へ輸入すると 76円 .. 137 円 の関税と 28 円 の消費税と通関手数料を国庫へ徴収され、もちろん、輸送費用がかかり、小売店での流通と人件費がかかり・・・、結果として一般の消費者の手元には産地では 342 円/100g だったチーズが 861 円/100g になる、と。

もちろん、スイスからの輸送経費、小売のためのカット作業、販売員のお給料など考えると100gあたり数百円も日本での末端価格が値上がりしてしまう事はやむを得ないとは思いますが、どうも関税と消費税は末端の消費者としては納得できません。ヨーロッパ圏からの輸入についてはこれから15年かけて撤廃するらしいですが、政治は嫌いです。

参考

  1. Bezirk Appenzell Online: Übersicht
  2. アッペンツェル・スイスの山あいの町 : スイスの街角から
  3. アッペンツェル - Wikipedia
  4. アッペンツェラー
  5. アッペンツェラーチーズ おつまみに、お土産に、常備食に スイス/アッペンツェル特派員ブログ | 地球の歩き方
  6. 1204 主な商品の関税率の目安(カスタムスアンサー) : 税関 Japan Customs